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あの子を探して(中国名:一个都不能少)

中国映画界の巨匠・張芸謀の監督作品です。実は、私張芸謀の監督作品を映画館で見るのは初めてでした。WOWOWで「紅夢」は、何度か見たのですが、普及の名作「紅いコーリャン」も「菊豆」も見ていません。もぐりと言われても仕方のない中国映画ファンなのでした。

 で、この映画どうだったかというと久々にさわやかな感動を覚えてしまいました。配役はすべて素人で台詞も棒読み、動きもぎこちないのですが、中国生活4年8ヶ月の私には、最終のシーン以外はすべてがリアルすぎます。
 代用教員として村の小学校にやってきた主人公の少女が50元(約700円)と報奨金の10元(約140円)にこだわるところ。まるで中国で仕事していた頃の会社の従業員や市場のおばちゃん、タクシーの運転手を見るようでした。

 ちょうど僕が住んでいた頃に「希望工程」(Hope Project)と呼ばれる「足長基金」的な寄付活動が流行っていて、この映画はそのプロパガンダ的な臭さもするのですが、でも感動しました。

 (ストーリーは…)

 中国、河北省赤城県のシュイチアン(水泉)村の小学校。古いオンボロ校舎で1年生から4年生まで28人の子供たちを教えているカオ先生が、母親の病気のために一ヶ月間、休暇をとることになった。
 その間の代用教員として村長はウェイジア村からウェイ・ミンジを連れてくる。彼女は中学も出ていない13歳の少女。とても教師など務まるはずがないとカオ先生は心配するが、こんな辺鄙な村に来てくれる人は、ほかには見つかりそうもなかった。この小学校では、すでに十数人も生徒がやめている。これ以上、生徒を減らすわけにはいかない。カオ先生はミンジにそう言い聞かせると、もし白分が戻ってくるまでに一人もやめていなければ50元の報酬とは別に10元払うと約束する。こうしてミンジの教員生活が始まった。

13歳の代用教員・ミンジ…ほっぺたが真っ赤でほかの児童の上級生にしか見えない。

カオ先生と初めて顔を合わせたミンジ…。この時「何ができる?」と尋ねられ、「歌ができる」と答え歌い始めるが、途中で忘れてしまう。とても印象的だった。

 名前を読み上げて出席をとり、教科書を黒板に写して、それを書き取らせるだけの授業。生徒たちがこれで何かを学べるかどうかなどミンジにはどうでもいい。彼らが教室にいてくれさえすれば約束のお金がもらえるのだから。ミンジは一日の大半を教室のドアの外に座って、生徒たちが逃げ出さないように見張って過ごすことになった。
 そんなミンジの悩みの種は、3年生の腕白坊主チャン・ホエクー。彼はミンジをバカにして逆らってばかりいる。ある日、ホエクーが教室で騒いでチョークの箱を落としてしまった。ミンジはホエクーに拾わせようとしてもみあい、過ってチョークを踏みつぶしてしまう。あとで学級委員の少女ミンシエンの日記から、カオ先生がチョークをどれほど大切に扱っていたかを知ったミンジは、ホエクーをミンシエンの前に連れてきて謝らせ、チョーク代を弁償させる。
 ところが、そのホエクーがいなくなってしまった。家まで訪ねていったミンジは、病気で寝ていた母親から、ホエクーが家計を助けるために街へ出稼ぎに行ったことを知らされる。この前は足の速い少女シンホンが町の学校にスカウトされ、一人減ったばかりだというのに、ホエクーまでいなくなってはカオ先生からお金をもらえなくなる!ミンジは村長にホエクーを迎えに行くよう頼むが、家庭の事情では仕方がないと言われてしまう。それなら白分で行くしかない。だが、バス代がない。
 ミンジは生徒たちとレンガ運びをしてバス代を稼ぐことにする。街までのバス代は、ある生徒が言うには3元。ホエクーは帰路だけだから合計9元必要だ。レンガ運びの賃金は一個につき1分半だという。9元稼ぐには何個運べばいいか…。教室はいつのまにか実地の算数の授業の場となっていた。レンガ工場にやって来たミンジと生徒たちは、誰もいないので勝手にレンガ運びをする。あとで戻ってきた工場長は、頼みもしないことをされて大迷惑。しかし、人助けのためならと、結局、15元払ってくれた。帰り道、ミンジは余るはずの6元でコーラを2本買い、生徒たちと一口ずつ味見をして渇いた喉を潤す、しかし達成感も束の間。
 勇んでバス乗り場に行ってみると、バス代は実際には片道20元5角もすることがわかった。不足額をまたレンガ運ぴで稼ぐのは大変だ。そこで生徒たちが考えたのがタダ乗り作戦。ミンジは、生徒たちが車掌の注意を引きつけている間に、バスに乗り込むことに成功する。でも現実はそう甘くない。途中で無賃乗車がバレたミンジは山道で降ろされ、それからは徒歩とヒッチハイクでようやく街にたどり着く、初めての人きな街で、ホエクーの住所をどうにか尋ね当てるミンジ。しかし、ホエクーと一緒に街に出てきた隣村の少女ジメイは、駅で彼とはぐれてしまったと言う。ミンジはジメイに、1日分の労賃を払ってホエクー探しを手伝ってもらうが、手がかりはゼロ。駅の構内放送で呼び出しも頼んだが、効果なし。いったいホエクーは、どこへ行ってしまったのか?途方に暮れたミンジは、街で見かけた尋ね人広告に倣って、有り金をはたいて紙と筆を買い、何枚もの手書き広告を作るが…。(映画パンフレットより)

 この映画の画期的な所は、中央政府が許さなかった「貧しい中国」や「お金がすべて」的な風潮も隠さず描写している点。しかも最後の方ではきちんとお金よりも大切なものがある。という流れをつくっていて、しかも「希望工程」を進める中央政府をサポートするような余韻を残している。
 張芸謀という監督は本当に頭が良いと思った。バランスをとりながら自分が表現したいことは十分に表現してしまう。中央政府より上手をいっていると思う。この監督、27歳の時に北京電影学院に入学するとき年齢制限に引っかかった時に、文化庁の長官を相手に交渉し入学を認めさせたという経歴を持っているが本当に交渉ごとに長けているのだと思う。

 僕は、正直なところ中国の「希望工程」には疑問を感じている。上海に留学していたときのクラスの担任が「希望工程」に年間40元(日本円で約550円)寄付していた。先生は、「このお金で農村の小学生ひとりを一年間学校に通わせることができる」と言って、「みんなももし興味があったら寄付に参加したら」と言っていた。
 内心「本来なら中央が予算を組んでやらなければならないことを、庶民の良心につけこんでお金を出させている。(形を変えた税金)のような感じ」が否めなかった。中央電視台では、頻繁に感動をさそうためのドキュメンタリーが放映されていたし、(正直今でも「やらせ」がほとんどだったと思う)どうしても希望工程に乗る気はしなかった。

小学校の様子、以前の中国政府だったら、こんなに貧しい中国の教育事情を映画に撮らせて海外に流すことは絶対に許されなかったはず。

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